忙しい毎日で心がクタクタ…そんなあなたに伝えたい禅の「休息万事」という言葉

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どうも、まるすけ(@marusukepapa)です。

2022年度になり約2週間。
進級、進学、就職などでガラッと環境が変わったという方も多いのではないでしょうか。

今までの交友関係から離れ、新しい人と新しい関係を築いていく―。
そんな中、色んな事に気を張って少しずつ疲れてきてるという人もいると思います。

家族や学校、会社に地域など様々な人間関係の中に身を置くと、その複雑な関係性の中で体だけじゃなく心も疲れちゃいますよね(-_-;)

今回は、そんな心が疲れている時にオススメな禅の言葉
「休息万事」
を紹介していきたいと思います。

この記事が、誰かの救いになれば幸いです。

「幸せか不幸かは自分の心しだい?禅の「日日是好日」という考え方」の記事もよかったらどうぞ。

スティーブ・ジョブズも「禅」に没頭

そもそも「禅」とは、インド人の僧である菩提達磨(ぼだいだるま)がその開祖とされています。

日本では曹洞宗と臨済宗の禅宗を略して禅と呼び「座禅」を基本的な修行形態としています。

実は米アップル社の創業者である、あのスティーブ・ジョブズも禅に大きな影響を受けた1人。

曹洞宗の僧侶である鈴木俊隆が書いた
『禅マインド ビギナーズ・マインド』
は彼が愛読した1冊で、世界24か国以上で翻訳されている禅の入門書です。

スティーブ・ジョブズがまだ全くの無名だった頃に禅と出会い、生涯座禅を組んでいたと言われています。

「休息万事」という言葉

「きゅうそくばんじ」
または
「ばんじをきゅうそくす」
と読むこの言葉。

曹洞宗の開祖である道元禅師が、中国から日本に戻ったあとに初めて書いたのが『普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)』という書籍。
文字通り、すべての人に坐禅を勧める内容となっています。

その書籍の中で道元禅師は以下のように述べています。

「諸縁を放捨し、万事を休息して、善悪を思わず、是非を菅すること莫(なか)れ」

色んな関係を捨てて、あらゆる事を休み、物事の善し悪し(正しい、正しくない)といった分別からも離れなさい。
訳し方は多々あると思いますが、
「あれやこれや頭の中にある事から1度離れて、心の活動を休ませましょう。」
そんな感じでしょうか。

「あらゆる事を休む」という事

勘違いしてしまいそうになるのは、この言葉の目的が
「ただ体を休ませる事」ではないという事。

横になって目を閉じていても、頭の中で日常の様々な事を思っていては結局疲れてしまいます。

自分が安心できる場所で、執着心や日常のしがらみといったものから一時的に離れてみる。
もちろん仕事の事もその間だけは忘れてみる。

そういった「真実の休息」こそが「休息万事」といえるのではないでしょうか。

現代に生きる私たちは、常に膨大な量の情報に囲まれています。
しかも、それらがとんでもないスピードでどんどん更新されていきます。

その1つ1つに影響されていては、まさに「息をつく暇もない」ほど心が疲れちゃいますよね(-_-;)

そんな今こそ、この「休息万事」が必要なのではないでしょうか。

「休息万事」のツイートを紹介


新潟県にある曹洞宗の寺院、長楽寺。
その副住職さんがツイートしています。
なんだか、ホッとしますね♪

ほかにも、休息万事という言葉をツイートしている方が何人かいらっしゃったので貼らせていただきますね。

まとめ

以上、
「休息万事」
という禅の言葉についてでした。

学校にしろ会社にしろ、成果主義の社会の中で生活していると心が休まる時がないですよね…。
常にやるべき事に追われていたら、必然的に体だけじゃなく心も壊れちゃいますよ。

そんな余裕がない時にこそ、この
「休息万事」
という言葉を思い出して、フッと一時的に自分を休ませてみましょう。

最初にも書きましたが、この言葉が誰かの救いになれば幸いです。

今回も、お読みいただきありがとうございました_(._.)_


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