少しの雨で傘をさすのは日本だけ!?世界の常識と比較してみました!

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どうも、まるすけ(@marusukepapa)です。

日本は雨の多い国で、その降雨量は1年間で1668mmと世界平均880mmの約2倍となっています。
【参考】世界の年間降水量 国別ランキング・推移

そんな私たちの身近な雨具といえば『傘』ですよね。
雨が降らない時でも、念のため折り畳み傘を持ち歩いているという人も多いのではないでしょうか。

そして少しでも雨が降ると、やっぱり濡れたくないから特に抵抗なく傘をさしますよね?

実はこの
「少しの雨でも傘をさす」
というのは世界的に見ると日本独特の習慣らしいんです。

今回はそんな傘事情について、日本と世界を比較しながら調べていきたいと思います!

海外では雨の時どうしてる?

イギリス

海外での生活歴がある友人に聞いたところ、私たち日本人と比べて、欧米(特に男性)では
「傘を持ち歩く事自体がダサい」
「軟弱だ」
と考えている人が多いそうです。

「英国紳士は傘をささない」
なんて言葉を聞いた事がある人もいるんじゃないでしょうか。

その理由として

・傘を持ち歩くのは効率が悪い。
・どうせすぐにやむんだから雨宿りすればいい。
・フード付きのジャケットやレインコートのほうが効率がいい。

こういった考え方がメジャーなのです。

また、イギリスには
「傘を家の中で広げると不幸が起きる」
といった迷信があり、多くの人がそれを信じているそうです。
なので、もし雨の時に外で傘を使って濡らしてしまうと、家の中で乾かす事=広げる事ができなくなってしまいます。

年間の降水日数自体は日本と変わらず多いのですが、ほとんど短い時間(10~20分程度)の通り雨が多いため年間降雨量としては1220mmと日本よりかなり少なめ。
都市だけで見るとロンドンの年間降雨量は東京の約1/3程度しかありません。
そのほとんどが小粒の雨か霧雨で湿度も低めなので、雨が降り始めても雨宿りでやむのを待ったりする人が多いとの事です。

ドイツ

続いては同じく欧米のドイツ。

ドイツに限らず、欧米諸国はどこも雨や傘に対して同じような感覚を持っているようで、あまり傘をさしません。

そしてドイツにはこんなことわざも。

「天気が悪い訳ではない、服装が不適切なだけだ」

どういう事かというと、
「悪い天気というものはなく、その日の天気に合った服装で出かければ問題ない」
という事。

私たち日本人は
「雨だから今日はやめとこう」
と、つい目の前にある外的な要因でその後の行動を決めてしまいがちです。
だって「濡れたくない」ですもんね(^-^;)

でも服装を合わせるなどの準備をしていけば、天気を理由に予定を変える必要ないでしょ?という事。

このことわざはドイツの他にもノルウェーやフィンランドなど、欧州全体でよく使われるそうです。

メキシコ

梅雨があってスコールも降るメキシコでも、傘はほとんど使わないのが一般的。
少しぐらいの雨なら気にしないで歩き、大雨でも歩くか雨宿り。
またはコートのかわりにビニール袋をかぶって歩くという人もいるそうです。

もし出かける前に雨が降っていたら、雨がやむのを待ってから出かけるという人が多いとの事です。

アメリカ

これも友人に聞いたのですが、アメリカでも少しぐらいの雨では傘をささない人が多いとか。
さすがに大雨ともなると傘をさすようですが、それでもやはり日本に比べると少数。

なかには
「そもそも傘なんて持ってないよ」
という人もいるそうです。

色んな理由があるのですが、その理由の1つにアメリカで売っている傘はビーチパラソルのように大きくて重い上に、品質も悪く壊れやすいという事が挙げられるそうです(^-^;)
そのため、傘よりもフード付きの服やレインコートが人気との事です。

そんなアメリカの傘事情について、分かりやすく説明してくれている動画がありましたので貼っておきますね。


雨がよく降る場所と少ししか降らない場所があって、地域によっても雨そのものの捉え方が違うようですね。

アメリカは車社会のため、どこに行くにも車が中心だから傘を持ち歩かないというのも納得でした。

あと、動画内にあった
「めんどくさい」
という理由。

私たち日本人でも、その気持ちはよ~く分かりますよね(^-^;)

日本における傘の歴史

ここで、ちょっとだけ日本における傘の歴史について調べてみたいと思います。

日本で最も古く登場した傘は、上のイラストのような直接頭にかぶる「かぶりがさ」という笠。
※頭にかぶるものには「笠」という字を使い、手で持って使うものには「傘」を使うそうです。

最古の歴史書である「日本書紀」に登場し、古墳時代には笠をかぶった埴輪なども残されています。

そして、今のように手で持って使う傘が描かれていたのが鎌倉時代初期の絵巻物『鳥獣戯画』

 

 

 

 

 

そこには蓮の葉の柄を持ったカエルが描かれており、傘と認識できます。

そして同じく鎌倉時代。
13世紀後半の『一遍聖絵』には、自由に開閉できる黒い傘が描かれています。

こういった資料からも、日本には昔から傘の文化が根付いていたという事が分かりますね。

日本人ほど、傘が好きな国民はいない

日本のすぐ近く、同じアジア圏の韓国や台湾といった国でも、もちろん傘というのは雨具の代表格。
その中でも特に日本は「傘が好きな国」と言えるのではないでしょうか。

日本洋傘振興協議会によると、日本における傘の消費量は年間で1億2000万本~1億3000万本と多く、所持数に加え消費量も世界一と言われています。

【参考】よくある質問 | 日本洋傘振興協議会

データから見ても、日本人がどれだけ傘を必要としているかが見て取れますね。

我が家も私、妻、息子とそれぞれ1本ずつの傘が玄関に置いてありますし、それに加えて折り畳み傘もそれぞれ1本ずつ携帯しています。

海外の話を聞くと確かに
「日本人ほど、傘が好きな国民はいない」
と言われても納得です。

そういえば、去年家族旅行で行った埼玉県のムーミンバレーパークにも傘をモチーフにした展示がありました。
これも日本の生活に傘がしっかり根付いている証拠ですね。
とってもステキだったので思わずスマホで撮影しました♪

 

 

 

 

 

まとめ

以上、傘事情について日本と世界を比較しながら調べてみました。

雨の降り方や湿度の違いなども含め、色んな要因があって世界の国々では傘をあまり使わないんですね。
根本的に日本人とは雨や傘に対する捉え方が違うという事が分かりました。

私たちは天気予報で少しでも雨のマークがあれば傘を持って出かけます。
曇りの予報だったとしても降水確率が少しでもあれば念のために折り畳み傘をカバンに入れたり。

そういった、日本では当たり前の事も海外の人から見れば信じられない光景なのかもしれませんね(^-^;)

今回も、お読みいただきありがとうございました_(._.)_


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