どうも、まるすけです。
皆さんは「ロングセラー商品」というと何が思い浮かびますか?
そのワードでネット検索してみると…
「三ツ矢サイダー」「キューピーマヨネーズ」「森永ミルクキャラメル」「正露丸」「木村屋あんぱん」
といった商品名が出てきます。
【ロングセラー=長期間にわたって売れ続けている商品】
というだけあって、さすがにどれも聞いた事がある名前ばかりですね(*^_^*)
そんなロングセラー商品ですが、発売してから今に至るまでの間、経済状況に合わせてどんどん価格が変わっていったと思うんです。
前回に引き続き、そんなロングセラー商品の発売当時の価格と、その価格は今ならどれぐらいの金額になるか?を
【おかし】【ドリンク】【食品】【生活雑貨】に分けて調べていきたいと思います!
今回は【食品】編。
早速見ていきましょう♪
※価格の換算については日本銀行HPの資料をもとに消費者物価指数で計算しました。
「価格上昇率のモノサシとして何を使うかで計算結果はまちまちですので、あくまでも参考計数として考えてください。」
と記載されている通り、あくまでも参考として捉えていただけると幸いです(^-^;)
※現在との換算ができるのは消費者物価指数が算出されている1947(昭和22年)以降からなので、それ以前の商品は別枠で紹介。
目次
お茶づけ海苔 1952(昭和27年)発売
永谷園の「お茶づけ海苔」
あのカラフルな縞(しま)模様パッケージは誰もが1度は見た事があるのではないでしょうか(*^_^*)
お湯を注ぐだけでカンタンにお茶づけができる手軽さから、今も売れ続けるロングセラー商品となっています。
そんな「お茶づけ海苔」の発売当時の価格は1袋10円。
令和元年の消費者物価指数は102.3で、昭和27年の15.1の6.77倍になります。
なので今の価格に換算すると
10円×6.77=60.7円で約61円となりました。
1袋で61円(;゚Д゚)!
…た、高いですね…!!
その感覚は間違っていないようで、その当時、公務員の給料が約6,000円という時代。
そんな中で1袋10円というのはかなりの高級商品だったようです。
チキンラーメン 1958(昭和33年)発売
我が家にも常にストックしてあるインスタントラーメン「チキンラーメン」
今でもテレビCMが流れるほどの、誰もが知ってる人気商品ですね♪
実はこのチキンラーメン、世界初(!)のインスタントラーメンなんです。
その頃は、お湯を注いでわずか数分でラーメンができるなんて考えられない時代。
なので発売当初は「魔法のラーメン」と呼ばれていました。
そんな「チキンラーメン」が発売されたのは昭和33年。
1食35円での販売でした。
昭和33年の消費者物価指数は17.4なので、5.88倍にします。
今の価格に換算すると
35円×5.88=205.8円で約206円となりました。
1食(1袋)206円…(-_-;)
今は1食100円ぐらいなので、かなり高い価格設定でした。
それでも問屋に注文が殺到するほどの評判になり、今日まで売れ続ける大ヒット商品となりました。
のりたま 1960(昭和35年)発売
息子が小さい頃から好きだったふりかけ。
その中でも特に好きだったのが、この「のりたま」
今でも家族全員が好きなので常にストックしてあります(*^_^*)
そんな「のりたま」の発売当時の価格は20gで30円。
カラーテレビの放送が開始し、山手線の初乗りが10円(今は133円)だった時代でした。
昭和35年の消費者物価指数は18.3なので、5.59倍にします。
今の価格に換算すると
30円×5.59=167.7円で約168円となりました。
現在販売されている20gの商品だと、かわいいヒヨコの容器に入った「手のりたま」という商品があります(#^.^#)
こちらの価格が150円。
当時も今も同じぐらいの値段相場、という結果になりました。
バーモントカレー 1963(昭和38年)発売
「リンゴとハチミツとろ~り溶けてる」
というキャッチフレーズで有名な「バーモントカレー」
子供にも優しい味なので、息子が小さい頃は我が家でも重宝していました♪
発売当時、カレーといえば「大人の食べ物」でした。
それを「家族そろって楽しめるように」と開発されたのがこのバーモントカレー。
販売する店舗からは「甘いカレーなんて売れるはずがない!」と反発されていましたが、いざ販売を開始すると予想を覆して数か月で爆発的なヒットを記録!
増産が追い付かない状態になったそうです(^-^;)
そんな「バーモントカレー」の発売当時の価格は1箱6皿分で60円。
昭和38年の消費者物価指数は22.1なので、4.63倍にします。
今の価格に換算すると
60円×4.63=277.8円で約278円となりました。
現在の価格は1箱6皿分で税込み約210円なので、今よりはちょっと高めという価格設定でした。
カップヌードル 1971(昭和46年)発売
当時日清の社長だった安藤百福が作った「カップヌードル」
じつはこの方、先ほど紹介した「チキンラーメン」の開発者でもあるんです。
カップヌードルに関してはもう説明は不要ですね(笑)
好きなカップ麺ランキングでも常に1位を独占する人気商品です。
そんな「カップヌードル」の発売当時の価格は100円。
昭和46年の消費者物価指数は33.9なので、3.02倍にします。
今の価格に換算すると
100円×3.02=302円となりました。
この金額を聞いて「高い…!」と思った人がほとんどじゃないでしょうか(^-^;)
当時の人たちも同じ感覚で、発売当初は袋めんが25円で売られている時代…。
ほとんど注文が入りませんでした。
ところが発売翌年の1972年、浅間山荘事件のテレビ中継で機動隊員がカップヌードルを食べる場面が映し出されました。
現場はマイナス15度の極寒の地。
機動隊員たちに配られた弁当も凍ってしまう中、お湯だけで食べられるカップヌードルが一気に注目を浴びました。
その後、全国的な認知度となり現在に至ります。
ロングセラー商品になるのはこういったタイミングも重要なんですね。
1947(昭和22年)以前からのロングセラー食品を紹介
最初にお伝えした通り、消費者物価指数が算出されたのは1947(昭和22年)以降から。
それ以前から販売していて、今もなお売れ続けている超ロングセラー食品を3点紹介します!
①木村屋あんぱん 1875(明治8年)
明治8年発売、つまりは今年で発売から【145年】という、圧倒的なロングセラー期間を記録している木村屋のあんぱん。
そんなに昔から売ってたんですね…(-_-;)
こちらのあんぱんは、明治8年に明治天皇に献上した事で世の中に知れ渡りました。
②ブルドックソース 1905(明治38年)
犬のブルドッグが商品のパッケージに書かれているブルドックソース。
ブルドッ「グ」ではなく、ブルドッ「ク」が正式名称。
こちらも歴史は古く、明治38年の発売という事で、今年で発売から【115年】のロングセラー商品となっています。
このブルドックソース、神奈川県在住の私にしたら定番中の定番。
ところが【支持されているのは関東、東北、北海道=東日本】という特徴があります。
逆に「西日本」では何が支持されているかというと「オタフクソース」「カゴメソース」「イカリソース」などなど。
地域によって味の好みが分かれる、という事ですね。
③キューピーマヨネーズ 1925(大正14年)
大正14年発売という事で、発売から【95年】のキューピーマヨネーズ。
当時は100gと、かなり小さい瓶で販売し価格は50銭でした。
消費者物価指数のデータがないので、参考までに当時の他のモノの値段で換算すると…。
卵1個の値段が7.8銭だった事を考えると、マヨネーズの100g50銭は今だと141円。
現在は450gで販売されているので、皆さんがいつも目にしているあのサイズが【635円】という事になります。
今は200円前後で売られている事を考えると、約3~4倍の値段だったという事ですね(;゚Д゚)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
食品に限らず、モノの値段というのはそのタイミングも重要になってくるんですね。
それにしても、このシリーズでは調べれば調べるほどその商品が魅力的になっていきます(;’∀’)
気がついたらキッチンの引き出しにあるチキンラーメンを手に取ってじ~っと見つめていました(笑)
次回は【生活雑貨】について調べていきたいと思います!
お読みいただきありがとうございました♪
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