どうも、まるすけです。
元号が「令和」になって早くも1週間。
こういう、時代の変わり目はそれまでの時代を振り返るいいタイミングですよね。
テレビでもしきりに昭和や平成について特集されていました。
そんな時代の変わり目という事で、いろいろな物事のはじまりについて調べていきたいと思います!
今回は、お風呂に入っている時にフッと気になった「シャンプー、洗髪」について。
時代ごとの価値観が垣間見えると思います♪
髪を洗うという習慣はいつから?
今は当然のように毎日髪を洗いますよね。
それが普通になっているので、1日洗わないだけでなんか気持ち悪く感じたり…。
ところが、この「毎日髪を洗う」という習慣、歴史はまだまだ新しいものなんです。
古代において髪を洗うという事は、清潔や美容といった事ではなく「穢れ(けがれ)を払う」という事が目的でした。
神様に祈りをささげる際、罪や穢れを落とし自らを清らかにすることを目的とした水浴行為=禊(みそぎ)として行われていたんですね。
最初は水だけで、時代を追うごとに泥や稲の粉末、ツヤを出すための油を使うようになっていきます。
それでも毎日ではなく、神事が行われる際の「年に1回」ほど…( ゚Д゚)
今のように毎日髪を洗うようになったのは、なんと1990年代半ば(!)なんです。
言われてみれば、私も小学校低学年のころ(1980年代後半)は2日に1回だったような…。
今から考えると不思議ですね(^-^;)
髪を洗う頻度
では、日本における「時代ごとの髪を洗う頻度」について調べてみましょう!
結果は以下の通り。
平安時代:年に1回
「枕草子」で有名な清少納言の時代。上流階級の女性であっても年に1回だったそうです。
江戸時代:(多くて)月に1~2回
ふのり、うどん粉、卵の白身、粘土、灰汁やお茶、といったもので髪を洗っていました。
昭和戦後:月に1~2回
1955年頃:5日に1回
液体シャンプーが登場したのもこの頃。徐々に普及していきます。
1980年代:週に2~3回
私が生まれた頃。当時のCMがYouTubeにあったので載せておきますね♪
「信じられる?ティーンの2人に1人は毎日シャンプーしてるって」
という言葉が時代を感じさせますね。
1990年代半ば:ほぼ毎日
現在:ほぼ毎日
この頃から「毎日髪を洗う」という事が定着したようです。
シャンプー広告の歴史
そんなシャンプーですが、参考になるのが販売当時の広告。
なかなか興味深いですよ♪
1枚目:シャンプーの広告(1932年)
2枚目:シャンプーの広告(1935年)
3枚目:シャンプーの広告(1965年)
4枚目:シャンプーの広告(1983年) pic.twitter.com/5bMLnEgUB5— 比良悠那 (@nayurabi) 2018年5月4日
1932年(昭和7年)には「せめて月二回は!髪を洗って下さい」とありますね(^-^;)
3年後の1935年(昭和10年)に「御洗髪は一週一度!」、1965年(昭和40年)に「5日に1度!」というキャッチコピーが見られます。
そしていよいよ1983年(昭和58年)から、やっと「毎日洗う」という言葉が出始めました。
こう考えると、日本人が毎日髪を洗うようになったのはシャンプーメーカーの戦略(企業努力?)だった事が分かりますね!
世界ではどうなの?
さて、日本ではこのように毎日シャンプーして髪を洗うのが習慣となっていますが、世界ではどうなんでしょう?
これも調べてみてビックリしたのですが、このように毎日髪を洗うのは世界でも日本ぐらいのものなんです( ゚Д゚)
オーストラリアではシャワー8回に対してシャンプー3回。
メキシコではシャワー8回に対してシャンプー6回。
世界の平均としては
「ほぼ毎日シャワーを浴びて、2日に1回シャンプーをする」
という国が多いようです。
この事から見ても、毎日髪を洗う日本はちょっと変わってるのかもしれませんね(^-^;)
いや~、やっぱり国によって全然違うんですね~。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今のような習慣になったのが、ここ30年ぐらいという事を知って驚きましたね(;゚Д゚)
しかも世界に比べると日本人のシャンプー頻度が高いというのも、今回調べて初めて知りました!
ちょっと気になった、という人の参考になれば幸いです♪
今回もお読みいただきありがとうございました!
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