就職活動の中で最大のポイントといえる面接。
そんな面接は、結果次第で自分が採用されるかどうかの判断にされてしまうのでドキドキしますよね。
でも、100人以上と面接してきた私からすると面接官もけっこうドキドキしてるものなんです。
実際に一緒に働くかもしれない人を短い時間で審査しなきゃいけないんですから(^_^;)
なので、どの面接官も事前に質問する事をまとめたチェックシートみたいなものを用意していると思います。
これはその面接官によって内容はバラバラです。
今回はこれから就職活動をする人へ、私が面接をする時に用意していたチェックシートの内容と
その理由を紹介したいと思います!
目次
書類選考の第一関門!履歴書
まずは面接をしてもらえるかどうか、書類選考のポイントとなる履歴書です。
今は「パソコンで入力可」のところも増えていると思いますが、私は「履歴書以外」パソコンOKとしていました。
直筆の履歴書を見ると、なんとなくその人の人物像が見えてくるからです。
・誤字脱字はないか
・ていねいに書いているか(字のうまさは関係ないです)
・写真はちゃんとしているか
・短いスペース内に志望動機がまとめられているか
これだけでちゃんとしている人かどうか、けっこう分かります。
信じられないかもしれませんが、私服で撮った写真を貼ってくる人もいるんですよ(゚Д゚;)
あとは動機に
「御社の明るい社風に魅力を感じ…」
と書いてあったり。
いやいや!まだ入っていないんだから雰囲気とかは知らないはず、と(^_^;)
反対に、鉛筆で下書きしたのが分かるぐらいていねいな履歴書は魅力的でした。
下書きの時点で誤字脱字のチェックもしているでしょうし、何より本気度も伝わります。
履歴書を提出する時は以上の点に注意してみましょう♪
面接日の最初のポイントは「時間」
では、いざ面接日が決まり、会う事になった場合にポイントになるのは「時間」です。
「何を当たり前のことを…」
とお思いかもしれませんが、コレがちゃんと守れない人は意外に多いんです!
時間を守れるという事は、仕事の上でもちゃんと約束を守れるという事。
お客様との待ち合わせで遅刻されては会社としては困りますからね(^_^;)
だからといって30分も前に到着してしまうのは逆に迷惑となってしまうのでご注意を!
服装の乱れは心の乱れ
これも当たり前と思うかもしれませんが、できていない人は多いです。
最近は私服で面接という企業も増えているようですが、やはり社会人としてスーツをちゃんと着られるという事は必須。
人が第1印象を決める理由のうち「見た目」は5割と言われています。
それだけに、最初の印象が悪いとその後の面接を進める上でとっても不利になります。
面接時間の前に、トイレの鏡などで最終チェックする事をオススメします!
話し方もとても大事
ここで言う話し方とは
・敬語がちゃんと使えているか
・語尾はしっかりしているか
です。
中にはいるんです、面接なのに自分の事を「俺」「ウチ」とか言っちゃう人…。
将来的にお客様の前に出てもらう事を考えると…ちょっとアウトです(^_^;)
あとは、語尾がゴニョゴニョしていると自信がないように見られちゃうので気を付けてくださいね!
最初から最後まで、自分がしゃべる時は一呼吸おいてから話すように心がけましょう♪
この会社で「何がしたいのか」の動機がハッキリしているか
中途採用の面接で多かったのがこのパターン。
履歴書はしっかり書けていたのに、いざ話を聞いてみると話に一貫性がない。
例えば、工場勤務希望なので
「工場でどういう事をやってみたいですか?」と聞くと
「旋盤加工です」と答えるので
「では図面は読めますか?」と聞くと
「…読めません」
「弊社を受けるにあたり、図面の勉強はしましたか?」
「…してません」
もう分かると思いますが、不採用です。
工場で旋盤加工をしたいのであれば図面は読めないと話になりません。
読めなくても努力している姿勢があればいいんですけどね。
よくよく聞いていくと、旋盤とは何なのかもよく分からずに応募してきたようです。
ネットでその言葉だけ覚えてきた、と。
つまり、工場ならなんかラクそうだし、正社員になれそうだから応募した。
そんなところでしょう(*_*;)
そんな人いるの?と思うかもしれませんが、100人程度の面接官経験の私ですら
何人か経験しました。
反対に
「この会社でこういう事がしたい!」
というハッキリした意志があれば、面接官にもちゃんと伝わりますよ♪
部屋、会社からの退出の仕方
面接が終わったからといって油断してはいけません。
私だけじゃなく他の企業の面接官も同じ事を言っていたのですが、面接後の態度も重要!
以前こんなことがありました。
面接中はテキパキとした口調で志望動機もしっかりしていたので、私としては十分に採用検討にあった応募者がいました。
面接終了後もしっかりとお辞儀をして退出。
までは良かったのですが…。
自社ビルの4階で面接をしていたので帰りに窓から見ていると、その人はネクタイを外してガムを噛んで電話しながらダラダラと歩いていました。
面接が終わって油断したんでしょうね(^_^;)
残念ながら、それを見てしまうと
「相手によって態度を変える人間なんだな」
となってしまい、採用は見送りとなりました。
どこで見られているか分かりません。
大げさかもしれませんが、家に着くまでビシッと集中しておきましょう。
まとめ
私の個人的なチェックシートなのでどこまで参考になるか分かりません。
こういうシートの内容になるまで私もたくさん失敗して改訂を繰り返しましたよ(^_^;)
「どう準備して面接に行ったら良いか分からない」
という人のお役に立てるよう、元面接官のリアルな声を届けたいと思って書かせていただきました。
これから面接を控えている人の助けになれば幸いです♪
お読みいただきありがとうございました!
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