どうも、まるすけです。
前回の「ドラム講座Vol.6」では「フィルイン」についてお伝えしました。
基本のリズムに加えて、繋ぎの部分も学習した事になります。
さて今回は「シンコペーション」についてお伝えしていきます。
これは、普通なら弱く叩くところにアクセントをつけてリズムに動きをつける技法です。
これもできるようになるとカッコイイですよ♪
では、始めます!!
シンコペーションとは?
口で説明するのが難しいので、またWikipediaを見てみましょう。
「拍節の強拍と弱拍のパターンを変えて独特の効果をもたらすことを言う」
「主に、弱拍の音符を次の小節の強拍の音符とタイで結ぶ、強拍を休止させる、弱拍にアクセントを置く、の3つの方法がある」
…へぇ~、なるほど!
とはならないですよね(^_^;)
でも、続けて見てみたら
「俗語として【食う】と表現する場合もある」
とありました。
これは言います!!
むしろシンコペーションという言葉よりもよく使う表現ですね。
「4小節目の終わりは食ってるからしっかり縦で合わせよう」
とか。
※縦で合わせるというのは、各楽器でしっかり合わるという意味です
私なりの言葉で表現するなら…
「ふつうは1234のうち1と3がアクセントだけど、4のところにもアクセントがあって、まるで次の小節が前の小節を食うようなリズム」
…これで分かるでしょーか(笑)?
なかなか言葉では難しいですよね(^_^;)
という事で、次はシンコペーションの楽譜を見てみましょう!
楽譜を見ながらやってみよう!
⇓まずこれが通常の8ビート
⇓そしてこれがシンコペーションの楽譜
…まぁ実際にこんな楽譜はないでしょうけど、説明するためにこうしてあります(^-^;)
元々ハイハットだけだった部分にバスドラムが入る事によってリズムに動きがつきます。
口で言うなら
「ドン、タン、ドン、タ、ドーン、タン、ドン、タン」
の「ドーン」の部分がシンコペーション。
ほら、前の小説を【食って】るような感じがしません?
そこのシンコペーション部分をハイハットからクラッシュシンバルに変えたのが次の楽譜。
これは一気に迫力が増します(・∀・)!
私たちドラマーがよく使うパターンですね。
クラッシュシンバルでシンコペーションした場合は音が伸びているので、そのあとのハイハットは叩かなくても大丈夫です☆
そんなシンコペーションがよく分かる動画を見つけたので貼っておきます♪
注意点
耳で聴いた感じも、叩いている見た目もカッコイイのですが、シンコペーションの注意点はズバリ「リズムキープ」です!
実際にやると分かるのですが、【食う】というだけあって前のめりになるような感じなのでついついリズムが早くなってしまいます。
※リズムが早くなる事を「ハシる」、遅くなる事を「モタる」と言います。
「どんどん走っていく感じ」と「モタモタする感じ」ですね。
そうなると聴いている人も違和感を感じますが、なにより大変なのは他の演奏者です(^_^;)
バンドのメンバーからしたら
「うぉ!急に早くなった!」
「どんどん早くなってる…落ち着け( ゚Д゚)!」
という感じ。
ドラマーにとってリズムキープは基本中の基本の仕事です。
ついノッてしまうリズムですが、心は冷静に…ですよ!
まとめ
以上、シンコペーションについてでした。
これをうまく使う事で、リズムに動きがついて勢いも出ます。
ただ、リズムキープだけは気を付けてくださいね(^-^;)
次回は、「ハイハットのオープン/クローズ」についてお伝えしていきたいと思います!
⇓次の講座はこちら!
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