「楽しいから笑う」ではなく「笑うから楽しい」への発想の転換で訪れる心境の変化について

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どうも、まるすけ(@marusukepapa)です。

【楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ】
19~20世紀に活躍したアメリカの心理学者であるウィリアム・ジェームズの言葉をご存知でしょうか。

この言葉を知った時、思わずハッとさせられたのを覚えています。
それまでは
「楽しい事があるから人は笑うんだ」と思っていたので。

試しに笑顔を「作って」みて、なるべく笑うようにして過ごしてみると、不思議と気持ちが優しくなっている自分に気がついて驚きました。

今回はそんな
「楽しいから笑う」
ではなく
「笑うから楽しい」
について考察していきたいと思います。

19~20世紀当時の考え方

その当時のアメリカでは、こういった考え方よりも
【楽しいから笑う→「楽しい」という感情が「笑う」という行動を促す
ものであると考えられていました。

なので、ウィリアム・ジェームズの
【感情は行動によって生み出される】
という仮説が世に出た時の世間の反応としては
「そんな説はあり得ない」
「科学的根拠がない」
と、受け入れられませんでした。

それまでヨーロッパを中心に「人の頭の中」で考えられていた哲学の分野に「行動」を重要視する考え方を提唱した訳ですから、素直には受け入れられない事は想像できます。
こういった「行動」を重要視する考え方を「プラグマティズム」と呼びます。

アズイフの法則

イギリスの心理学者リチャード・ワイズマンは、このウィリアム・ジェームズが唱えた
【感情は行動によって生み出される】
といった仮説の事を
「As if(アズイフ)の法則」
と呼びました。
「As if~」は直訳すると「~のように」になります。

「〇〇のように振る舞えば、〇〇になれる」
という考え方です。

ワイズマンは著書「その科学があなたを変える」で、ジェームズの仮説を実証するために膨大なデータを分析して行われた研究実験結果を多く紹介しています。

その結果、感情が行動を促すのではなく
「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」
「怖いから逃げるのではなく、逃げるから怖くなる」
といったように
【感情は行動によって生み出される】
事を科学的に裏付けました。

何個か例を挙げるとすれば
「幸せになりたければ、すでに幸せであるかのように行動すればいい」
「若いころのように振る舞うと若々しくいられる」
「憧れている人がとりそうな行動をとることで実際にそのような人物になれる」
などなど。

これ、実は毎日の生活の中でも取り入れる事ができると思うんです。

暗い気分の時に下を向いて歩いてたらますます暗くなっちゃいますよね(^-^;
そんな時こそ胸を張って堂々と歩いてみれば、ひょっとしたら少し前向きになれるのかもしれません。

ウィリアム・ジェームズの残した言葉

他にも、様々な言葉を残していますので一部紹介します。

「私の世代の最大の発見は、人間は心の持ち方を変えることによって人生をも変える事が出来るということだ。」

「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。」

どちらも
【感情は行動によって生み出される】
に繋がっている言葉たちですね。

まとめ

笑うから楽しくなる。
そう考えるだけで、何となく気持ちが前向きになるのではないでしょうか。

日本にも
「笑う門には福来る」
ということわざがあるように、毎日のちょっとした時間に少しだけでいいので笑顔を作って笑ってみましょう。

そうする事で、皆さんの毎日に少しでもプラスの効果が出ればこれ以上の喜びはありません。
よかったら実践してみてくださいね♪

今回も、お読みいただきありがとうございました_(._.)_


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