20代の8割が出世欲なし?世代別に見る様々な物事に対する価値観

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どうも、まるすけ(@marusukepapa)です。

あなたがもし、今お勤めの会社から管理職への昇進を打診されたらどうしますか?

ひと昔前、昭和時代のいわゆる「モーレツ社員」や「企業戦士」
(1950~70年代の日本において企業の利益のために粉骨砕身で働くサラリーマン)
と呼ばれる人たちなら、ほぼ間違いなく承諾する事でしょう。

ところが今の若者へ同じアンケートをとった結果は「断る」が第1位で、約60%の人が断る事を選択するそうです。
また、タイトルにもある通り【20代の8割は出世欲なし】といった調査結果も出ています。

皆さんも色んな年代の方と接する事があるので分かると思いますが、世代によって価値観って異なりますよね。

例題として仕事の事を質問させていただきましたが、今回の記事はそんな
「各世代ごとに違う、様々な物事に対する価値観」
について、それぞれの時代背景とともに探っていきたいと思います。

以前の記事「こんなに違う!昭和世代と平成世代の仕事の価値観」もよかったらどうぞ!

Z世代(25歳以下)

Z世代とは、1990年代中盤から2000年代終盤、または2010年代序盤までに生まれた25歳以下の世代の事を指します。
息子は現在高校生なのでまさにここですね。

この世代の人たちは、生まれた時から当たり前のようにインターネットが存在していました。
そのため、SNSを駆使した情報の取捨選択が速く、いろんな価値観や多様性を認めながら、自分自身の価値観も大切にします。

また、最近「SDGs」という取り組みをよく耳にしますが、そういった環境問題や社会行動にも関心がある世代と言われています。

仕事に対しては、最初に書いた通り出世欲は少なく昇進を打診されても断る傾向が強い結果となっています。

断る理由として
「責任が重い」
「仕事・残業が増える」
「管理職に向いていない」
「割に合わないと感じる」
「人間関係で悩みそう」
といった事が挙げられました。

背景として、この世代は
「誰の責任にもしない=平等」
を意識する傾向が強いとの事。

あるテレビ番組でこの世代の若者にインタビューしていた映像を観たのですが、
「食事するお店や遊びに行く所、飲み会の幹事など【何かを決める】のはすべてアプリで行っている」
と話していました。

人それぞれ価値観も違って当たり前ですが、43歳の私は
「この世代のニーズとアプリが上手にマッチングしているなぁ」
と新鮮な感覚になりました。

そういう傾向が見られる世代ですので、
・出世したら仕事で責任を負う可能性が高くなる
・上司部下といった平等ではない関係になってしまう
管理職への昇進に消極的になるのも何だか理解できますね。

Y世代(20代後半~40代前半)

1981年~1996年生まれの、20代後半から40代前半の世代と定義されることが多く、ミレニアル世代とも呼ばれます。

1990年代前半から日本でもインターネットがどんどん普及していったため、幼少期の頃からインターネットに触れる機会が多かった世代。

物心がついた頃からそういった通信環境が整っていたため「デジタルネイティブ」とも呼ばれています。
次に出てくる上の世代であるX世代よりもIT機器への理解力・対応力が高い傾向にある反面、それに対する依存度も高いと言われています。

仕事に対しては、自身がまだ子供の頃に起こったバブル崩壊や就職氷河期を経験しているため、高い給料や地位、名誉、肩書きよりもまずは「安定した収入」を望むため、出世欲は低めで保守的。
仕事とプライベートの両立、いわゆるワークライフバランスを重視し始めたのもこの世代でした。

言い換えれば「個人主義である」とも言えます。

また、幼少期からインターネットを使い、様々な意見や情報をまとめる事に慣れている世代のため、リーダーシップが強い人も多く見られます。

X世代(40代前半~50代後半)

1965年~1980年生まれの40代前半から50代後半の世代で、現在43歳の私はこの世代に含まれます。

Z世代と言う言葉は最近よく耳にするので知っていましたが、先ほどのY世代やこのX世代という言葉、正直私は初めて耳にする言葉でした。
それもそのはず、各世代を表すのに「X」「Y」「Z」とアルファベットを使っていたのは主にアメリカなどの海外。

日本でこの世代を表す言葉としては
「バブル世代」
「団塊ジュニア世代」
「氷河期世代」
といった呼び方の方が分かりやすいかもしれません。

私たちX世代が生まれた時代は、学生運動や高度経済成長期が終わった頃でもありました。
政治や経済が落ち込んだ時代のため、政治的な関心が低い傾向にある世代と言われています。
そんな、何に対しても無気力・無関心のように見えたX世代は「しらけ世代」と呼ばれたりもしました。

仕事面では昭和の価値観と今の新しい価値観をちょうど両方経験している世代だと思います。
私と同年代の皆さんも、おそらく混乱しながらもうまく切り替えて価値観を変換していったんじゃないでしょうか。

世代が離れすぎてるからか
「先輩たち(昭和の企業戦士)」
「新入社員(YもしくはZ世代)」
で、仕事に対する価値観が違って衝突する場面を何度も目の当たりにしました。

まぁ、それは現代に限った事じゃないのかもしれませんが(^-^;)

文化面では、今や日本が誇るサブカルチャーであるマンガやアニメ、ゲームといったものが普及し始めた時代でした。
まだインターネットがなかった時代、ファミコンやコミック誌、アニメ番組などは私たちの貴重な娯楽時間でした。

X世代はアナログからデジタルへの変化を経験した世代でもあります。
次々にデジタル化してく様子を目の当たりにしてきた私たちX世代は、デジタル化への学習意欲や適応能力が比較的高く、IT環境への抵抗感も少ないという特徴があります。

テレビや雑誌、新聞といったアナログなものが主な情報源だった私たち。
時代と共にそれらはパソコンやスマホ、インターネットといったデジタルなものに変わっていきました。

そういった経験からなのか、昔ほど必死になってテレビを観る事はほとんどなくなりました。
が、なんとなく習慣的にテレビをつけている事が多いのは自分でも不思議です(笑)

まとめ

以上「各世代ごとに違う、様々な物事に対する価値観」でした。

ちょうど自分や息子の年齢に合っていたので、書いててイメージしやすかったです。
皆さん自身や皆さんの上司、部下など、当てはまるような内容があったなら嬉しいです。

ただ、あくまでこれは
「そういう傾向が強い」
という内容ですので、それぞれの世代に関係なく、まったく当てはまらないという人も当然います。

そしてこれから先、次の世代の中からまた新たな考え方や生き方が生まれ、さらにその先の世代でもこの流れが繰り返されていく―。
そうして何十年か後に「Z世代」や「Y世代」の事を振り返ってみたら、今とまったく違う見識になってる可能性も否定できません(^-^;)

そんな事を頭の中で想像して思い描きながら、今回の記事を終わらせていただきます。

今回も、お読みいただきありがとうございました_(._.)_


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