どうも、まるすけです。
最近、多くの企業で社内の親睦を深めるために「大人の運動会」をやっているところが増えている、というニュースを見ました。
ネット上にもそういう記事が多数出ているのでご存知の方も多いかもしれませんね。
普段の業務ではなかなか関わる事のない部署の人とコミュニケーションが取れて団結力が生まれるという事で、かなり効果が出ているとか。
そこでふと思った事。
「そういえば、息子の運動会でやってる種目って自分たちの頃とちょっと変わったなぁ」
という事。
たとえば「大人の運動会」では、借り物競争など私が子供の頃にやっていた種目をやっていましたが、息子の運動会では見た事ありません。
そこで今回は
「私が子供だった昭和の頃と平成、運動会の種目・競技はどれだけ変わったのか?」
を調べていきたいと思います!
目次
種目・競技はどうやって決まるの?
さて、まずは運動会の種目・競技がどうやって決めらるか?について。
地域を含めたお祭りのようなイメージがありますが、運動会というのはもちろん学校教育の一環
なので「学習指導要領」に基づいて実施されます。
そして運動会はその中の「健康安全・体育的行事」に位置付けられています。
ねらいとしては
「心身の健全な発達や健康の保持増進などについての関心を高め,安全な行動や規律ある集団行動の体得,運動に親しむ態度の育成,責任感や連帯感の涵養,体力の向上などに資するような活動を行うこと。」
その際の注意点として
「児童の健康や安全には特に留意し,教師間の協力体制を万全にし,事故防止に努める必要がある。」
「児童に過度の負担を与えたり,過大な責任を負わせたりすることのないように配慮する。」
「いたずらに勝負にこだわることなく,また,一部の児童の活動にならないように配慮することが必要である。」
とあり、種目については学習指導要領に基づいて各学校にまかせるものの、児童に体力的・精神的に負荷がかからないようにと定義されています。
体育の学習指導要領の解説はこちらからご覧になれます。
昭和にあった種目・競技
では、まず私が子供の頃「昭和」にあった種目・競技について見ていきましょう!
私と同じ小学校に息子も通っているのですが、私が子供の頃は実施してたのに今の運動会では1度も見かけない種目・競技を書いていきますね。
まずは冒頭にも書いたこちらの競技!
借り物競争、借り人競争
ありましたね、コレ( *´艸`)
どういう競技かというと、よーいドンで各コースの選手が一斉にスタート!
そのゴールまでのコースの途中に紙が置かれているんです。
そこに書かれた物を先生や観客席から借りてゴールを目指す、というもの。
「メガネ」や「帽子」「タオル」といった日用品から「校長先生」「チョーク」といった、学校ならではのお題も(笑)
けっこう盛り上がるのですが、息子の学校では1度も見た事ないですね。
パン食い競争
袋に入ったパンを洗濯ばさみで吊るして、それを口だけでもぎ取ってゴールする、というもの。
それぞれ背の高さが違うので、私のように背の小さい人にとっては不利な競技でした(笑)
こちらがほとんど見られなくなったのは、やっぱりアレルギーの問題や衛生面からでしょうか。
これもけっこう盛り上がるし、生徒にとっては人気の種目だったんですがね…(^-^;)
同じように、小麦粉の中から口だけでアメを探す「アメ食い競争」も見なくなりましたね。
たまにテレビのバラエティーなどで見かけるアレです。
顔が小麦粉まみれになって盛り上がるのですが、粉は使い回しですから、ちょっと、ね…(^-^;)
組体操
こちらはニュースになったりしてるのでご存知の方も多いかもしれません。
過去には重大な事故が複数起こっており、1969~2014年度の46年間に、組体操による9人の死亡事故と92人の後遺障害が発生しています。
禁止や休止している自治体も多く、大阪市や福岡市、東京の都立学校の一部では「ピラミッド」「タワー」を禁止。
千葉県柏市、流山市、野田市、松戸市では小中学校での組体操を全面中止にしています。
私が組体操をやっていたのは中学生の頃。
ピラミッドが完成すると「右!」「左!」「下!」「上!」と首だけその方向に向けるのですが「上!」で毎回女子から笑い声が…(-_-;)
「体は痛いし笑われるし、何の意味があるんだよコレ」って思いながらやってました(*_*;)
※組体操は文部科学省が定める学習指導要領には記載されていない種目であり、必修ではありません。
棒倒し
これは私が中学生の頃にあった恐怖の種目…。
2組に分かれ、お互いに相手チームの棒を攻撃してこれを倒すことを目的とする競技です。
守備側は相手チームからの攻撃を耐えるのですが、これが超コワい!
当時は90年代前半。
まだまだヤンキーと呼ばれる先輩たちが多くいらっしゃいました。
その諸先輩方が開始の合図と同時に
「オラァ!ぶっ倒すぞコラァ!」
と迫ってくるんです。
そして守っている私たち下級生の体に飛び乗って、頭や肩を蹴りながら棒に上っていく…。
あぁコワいコワい…(;゚Д゚)
私も何度も肩や背中を蹴られたし、まわりを見ると口から流血したり殴り合いのケンカになっているのを先生が止めたり…。
これも組体操同様「なんの意味があるんだ!」と思っていた競技です(-_-;)
さすがに危険だから今はほとんど見かけないのも納得、です。
※動画は毎年多くのお客さんで賑わう「防衛大学」の棒倒しです。
ムカデ競走
集団で縦一列に並び、足をひもでつなぎ息を合わせて走る競技。
これも組体操同様、小中高の「むかで競争」で1年間に2205人が怪我をし、482人が骨折したという事が判明。
ちなみに妻もぐみもこの競技で足の指を骨折した経験があります。
中には体にマヒが残ったというケースもあり、その危険性から中止にする学校が増えたようです。
学校教育の一環ですから「安全」は最優先ですよね。
平成で新たに登場した種目・競技
今度は反対に「平成」(息子の運動会)で初めて見たという種目・競技を書いていきます!
十字綱引き(四方綱引)
今までの「力と力の勝負」とは違い、頭を使う綱引きとなっています。
言ってみれば「力と頭脳の勝負」!
4チームに分かれて同時に十字の綱を引き、綱に書かれたマークが自陣の外にあるラインに達したチームが勝ちというもの。
普通の綱引きは腕力が強い人がいるチームが有利でしたが、十字綱引きはそれだけは勝てません。
左右に動いてみたり状況を見ながら戦略を変えたり…と、しっかり頭も使います(・∀・)b
これは学校教育の一環、という定義にピッタリですね♪
逆走リレー
逆走といっても、反対周りに走るという訳ではなく「後ろ向き」で走るという事(笑)
通常のリレーだとどうしても足の速い人が1位をとりますが、これなら足の速さは関係ありません。
なんせ後ろ向きですからね、ただまっすぐ走るのすら難しい(^-^;)
PTA競技として実施されていますが、その姿に運動会の会場は大盛り上がり!!
誰もが主役になれる、1位をとれる可能性のある競技ですね♪
移動玉入れ
こちらはその名の通り「玉入れのカゴが移動する」という競技。
通常地面に立たせているカゴを担当の先生が背負って逃げ回り、参加者はそれを追いかけて玉入れを行うというもの(笑)
カゴが逃げちゃうので、それを追いかけて集団がまとまって動く姿は面白いですよ♪
空から落下してきた玉が背中に当たって「いたた!!」っていう先生の声が聞こえてまた大盛り上がり(^-^;)
これも技術の差が出ないので、全員が楽しめる競技となっています♪
ちぇっこり玉入れ
最後に紹介するのは「ちぇっこり玉入れ」
これは毎年新1年生がやるのですが、メチャクチャかわいいです(≧▽≦)
動画を見ていただければ分かるのですが
「ちぇっちぇっこり、ちぇっこり、さっさ♪」
というフレーズ部分になると、玉入れをやめてその場で全員が踊りをします( *´艸`)
息子の小学校でも小さな1年生が両手を腰にあててクネクネするんですが、これがたまらなくかわいい(笑)
会場全体がホッコリする競技となっています♪
まとめ
以上「私が子供だった昭和の頃と平成、運動会の種目・競技はどれだけ変わったのか?」でした。
やっぱり昭和と平成では安全に対する考え方が全く違いますね。
あとは、勝ち負けを競う事よりも全員で楽しむ事に重点が置かれているのが印象的でした。
妻もぐみは運動が苦手で大っ嫌いだったそうなので、運動会は本当にイヤなイベントだったそうです。
そういう人にとっては最近の運動会の方がまだ参加しやすいものになっているかもしれません。
まもなく「平成」から「令和」へと変わります。
息子が大人になる頃にはどんな運動会になっているのでしょうか…今から楽しみです( *´艸`)
今回も、お読みいただきありがとうございました♪
コメントを残す