どうも、まるすけです。
皆さんは「ロングセラー商品」というと何が思い浮かびますか?
そのワードでネット検索してみると…
「三ツ矢サイダー」「キューピーマヨネーズ」「森永ミルクキャラメル」「正露丸」「木村屋あんぱん」
といった商品名が出てきます。
【ロングセラー=長期間にわたって売れ続けている商品】
というだけあって、さすがにどれも聞いた事がある名前ばかりですね(*^_^*)
そんなロングセラー商品ですが、発売してから今に至るまでの間、経済状況に合わせてどんどん価格が変わっていったと思うんです。
前回に引き続き、そんなロングセラー商品の発売当時の価格と、その価格は今ならどれぐらいの金額になるか?を
【おかし】【ドリンク】【食品】【生活雑貨】に分けて調べていきたいと思います!
今回は【ドリンク】編。
早速見ていきましょう♪
※価格の換算については日本銀行HPの資料をもとに消費者物価指数で計算しました。
「価格上昇率のモノサシとして何を使うかで計算結果はまちまちですので、あくまでも参考計数として考えてください。」
と記載されている通り、あくまでも参考として捉えていただけると幸いです(^-^;)
※現在との換算ができるのは消費者物価指数が算出されている1947(昭和22年)以降からなので、それ以前の商品はページ下部の別枠で紹介。
目次
コカ・コーラ 1957(昭和32年)発売
言わずと知れた炭酸飲料の代名詞、コカ・コーラ。
ほとんどの人が1度は飲んだ事があるのではないでしょうか。
そんなコカ・コーラが生まれたのは1886年(明治19年)のアメリカ。
ジョージア州アトランタの薬剤師、ジョン・S・ペンバートン博士によって作られました。
日本にやってきたのはそれから約30年後の1910年代。
当時はまだ日本での製造は行われず、すべて輸入品でした。
そしていよいよ国内での製造販売が開始されたのが1957年(昭和32年)。
発売当時の価格は35円。
レギュラーサイズと呼ばれる190mlの瓶入りでした。
令和元年の消費者物価指数は102.3で、昭和32年の17.5の5.85倍になります。
なので今の価格に換算すると
35円×5.85=204.8円で約205円となりました。
現在190ml瓶(返却して繰り返し使用できるリターナブル瓶)の定価は100円なので、今よりは2倍近くする飲み物だった、という感覚ですね。
ポンジュース 1952(昭和27年)発売
子供のころからテレビで流れている「ポン~ジュ~ス~♪」のフレーズが耳に残っているからか
私は果汁100%のジュースといえばポンジュースが1番に浮かびます(#^.^#)
「えひめのまじめなジュースです」
というキャッチコピーも有名な果汁飲料、ポンジュース。
発売当時の価格は50円。
内容量は180ml、ビン容器での販売でした。
今と大きく違うのは、当時のポンジュースは果汁が10%だった事。
「ポンジュースといえば果汁100%」のイメージなので、ちょっと意外ですね( ゚Д゚)
昭和27年の消費者物価指数は15.1なので、6.77倍にします。
今の価格に換算すると
50円×6.77=338.5円で約339円となりました。
現在は180mlの販売は行っておらず、あるのは190mlの缶の商品でした。
公式ホームページによると1本あたりの価格は140円ほど。
当時は果汁10%だったにも関わらず計算上は340円…。
なかなか高価なジュースだったのかもしれません(;’∀’)
オロナミンC 1965(昭和40年)発売
「元気ハツラツ!」といえばオロナミンC。
物心ついた頃から変わらないデザインと味で、老若男女問わず人気のドリンクですね♪
昭和レトロの特集なんかをテレビでやると、必ずと言っていいほど取り上げられるオロナミンCのホーロー看板。
子供の頃に母の故郷である群馬県の田舎へ行くと、たまに見かけたのを今でも覚えています。
そんなオロナミンCの発売当時の価格は120円。
昭和40年の消費者物価指数は24.4なので、4.19倍にします。
今の価格に換算すると
120円×4.19=502.8円で約503円となりました。
当時、かけそばが1杯50円の時代なのでこちらもなかなかの高級ドリンクでした。
ポカリスエット 1980(昭和55年)発売
夏の暑い日、熱中症対策の水分補給としても重宝されるポカリスエット。
スポーツをされている方は特にお世話になっているドリンクではないでしょうか。
そんなポカリスエットですが、発売してすぐに売れた訳ではなかったようです。
今でこそ「おいしい」と認識されている味ですが、当時は開発していた大塚製薬の社内からも
「はっきり言ってまずい」
「これじゃあ売れない」
といった声が挙がり、販売店からも
「味が薄い」
「これでお金を取るの?」
などの批判的な声が続出しました。
そこで、当時の社員総動員で決行したのが「試飲無制限」というサンプリングキャンペーン。
「とにかくまずは飲んでもらう」という作戦が功を奏し、発売から2年後に大ヒットとなりました。
そんなポカリスエットの発売当時の価格は120円(245ml缶)。
昭和55年の消費者物価指数は75.5なので、1.35倍にします。
今の価格に換算すると
120円×1.35=162円となりました。
当時、コカ・コーラはほぼ同じ容量で100円だった事を考えるとちょっと割高なドリンクでした。
サントリー烏龍茶 1981(昭和56年)発売
1981年(昭和56年)発売のサントリーの烏龍茶。
数ある烏龍茶の中でも、サントリーのものは色んなサイトで常に上位にランクインしています。
そんなサントリーの烏龍茶の発売当時の価格ですが、これがなかなかデータが出てこない(>_<;)!
↓やっと見つけた当時のCMに100円の文字がありました。
コメント欄に「昭和58年ごろ」とあったので恐らく発売当時もこの金額かと思われます。
昭和56年の消費者物価指数は79.2なので、1.29倍にします。
今の価格に換算すると
100円×1.29=101.3円で約101円。
現在とほぼ変わらない相場となりました。
午後の紅茶 1986(昭和61年)発売
「午後ティー」の呼び名でも親しまれている午後の紅茶。
紅茶の本場、イギリスの習慣であるアフタヌーンティーを日本にも根付かせたいという目的でこのネーミングになりました。
1986年(昭和61年)に「ストレートティー」が販売を開始。
缶ではなく1.5L入りのペットボトルで販売を開始しました。
その後、1988年(昭和63年)にミルクティー、翌1989年(平成元年)にレモンティーが販売され、今も人気のある3種類が揃いました。
ちなみにこの3種類、紅茶ドリンクの人気ランキングでも上位にランクインしています。
さて、そんな午後の紅茶の発売当時の価格ですが…、
すいません…どこを調べても当時の価格は出てきませんでした…(T_T)
とはいえ、昭和61年の消費者物価指数は86.7で、換算するとしたら1.18倍程度。
今の価格に換算してもそこまで大きな差は見られないのではないか?と思います。
1947(昭和22年)以前からのロングセラードリンクを紹介
最初にお伝えした通り、消費者物価指数が算出されたのは1947(昭和22年)以降から。
それ以前から販売していて、今もなお売れ続けている超ロングセラードリンクを3点紹介します!
①三ツ矢サイダー 1884(明治17年)
ロングセラーNo.1のドリンクは三ツ矢サイダー!
なんと明治時代から販売していました(;゚Д゚)
現在2020年なので…発売から【136年】という事になります!
ちなみに価格については、販売から25年後(1909年)の記録として1本10銭だった事が分かっています。
②カルピス 1919(大正8年)
夏のドリンクというイメージがあるカルピス。
こちらは大正時代から販売。
去年、発売から100周年を迎えました。
ある調査によると国民の99.7%の人が「カルピスを飲んだ事がある」と回答したそうです( ゚Д゚)
カルピスについては発売当時の参考になる価格も出ています。
牛乳が60銭、ラムネが8銭という時代に、400mlで1円60銭(!)という超高級な価格で販売されていました。
③ヤクルト 1935(昭和10年)
息子、甥っ子、姪っ子が大好きなヤクルト(*^_^*)
ヤクルトに含まれる「乳酸菌シロタ株」は生きたまま腸内に到着します。
そこで良い菌を増やして悪い菌を減らしてくれるので、腸内環境を整える働きがあると言われています。
今年で発売から85年と、これまたロングセラー商品。
価格については正確な記録は残されていないものの、1940年当時に5円ぐらいで販売されていたようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
次々に新しいドリンクが開発、販売されていく中で、今もなお売れ続けているロングセラーのドリンクたち。
飲むと分かりますが、やっぱりどれも美味しいですよね♪
どれも飲んだ事があるからか、記事を書いているうちにまた飲みたくなってしまいました(笑)
次回は【食品】について調べていきたいと思います!
お読みいただきありがとうございました♪
Follow @marusukepapa
にほんブログ村
人気ブログランキング
コメントを残す