まるすけ(@marusukepapa)です。
2025年2月18日(火)の夜、一緒にテレビを観ていた妻が突然目の前で意識を失いました。
すぐに救急車で搬送され緊急手術。
術後、医師から告げられた病名は
『脳梗塞』
でした。
「45才の若さで…?」
「ウソだろ…?」
『脳底動脈先端閉塞症(のうていどうみゃくせんたんへいそくしょう)』
という脳梗塞全体の中でも1%という稀な場所での発症との事。
ネットの情報も極端に少なく、内容も悲観的なものばかり…。
頭がおかしくなりそうな日々でした。
医師からは
「意識の回復は見込めないでしょう」
とまで言われましたが、奇跡的に今は後遺症を残しながらも在宅復帰して生活しています。
そんな、情報の少ない脳底動脈先端閉塞症。
「今後もし同じような状況になった方が、少しでも参考にしてくれたら…」
そんな想いから、数回にわたり私が書き留めておいた記録を元に妻の闘病記を公開していきたいと思います。
※文章は記録の文体のまま記していきます。
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6/30(月)
仕事後に面会。
病室で声をかけると
「いい気持ちで寝ちゃったー」
と目覚めて笑顔を見せる。
「眼鏡汚れてるから拭かせてね」
と、かけている眼鏡を取ると
「風呂入ってないからねー、ここ風呂入れないんだよ」
と言う。
2日に1回入っている事を伝えると驚いていた。
「今何時?」
「パパが来たって事は?」
「分からん。お腹すいたー」
「お腹すくのは大事な事だからイイね。明日は病状説明で14時に来るよ。主治医と担当リハスタッフの3人、相談員の人と今後についての話し合いをするんだけど、みいも一緒に同席すると思うよ」
「うれしいー!ん?だけどさ、それってみんな入院している人はやるの?」
「そうだと思うよ」
といったやり取りをする。
今日のパパイラスト(おぼっちゃまくん)を見せる。
右手で持つよう促すと、最初は右手のみで持ち、すぐ両手で持っていた。
「んふふ…(おぼっちゃまくんの)御坊茶魔」
と即答していた。
ベッド上で座位になってもらい、なるべく右目でも物を見るよう伝える。
いつも左目を開けている事が多かったので、同じように右目も使おうと伝えると了承していた。
「これからも一緒に旅行に行って、素敵な景色を見るために頑張ろうね」
と伝えると
「旅行、行こうねー。退院したらすぐ計画しようねー」
と笑顔で話していた。
「みいが退院したらさ、パパ2週間ほど仕事を休んでみいの状態をチェックするね」
「おばあちゃんはどうするの?」
「急におばあちゃんが出たね。無理のない範囲で手伝ってもらおうかって話してるよ。とはいえ介助は難しいから、トイレの見守りとかね」
「まずはやってみなけりゃ分からんね」
「だね」
とやり取りをする。
「鼻がかゆい」
と言い、不安定ではあるものの右手の人差し指で左の鼻の穴をほじる。
「すごい上手じゃんか!前はそんな事できなかったんだよ」
と伝えると驚いて
「マジか!」
と言う。
続けて右の鼻の穴もかいていた。
「左手だとラクにできちゃうから右手でやるのいいね。あえて右手でやってごらん」
と伝えると了承していた。
久しぶりの質問として、ここの病院名を確認すると
「えっ?病院の名前?ここはー、アレだろ。うわまち病院だろ。違うとは言わせないよ」
と自信満々に答える。
「正解は、なみきリハビリテーション病院」
と伝えると
「あっ、聞いた事あるぞ」
と言う。
目ヤニを除去した際に右目の動きを確認すると瞳を若干外に動かす事ができていた。
「じゃあ明日14時に来るね」
と伝えると
「ほーい」
と両手で手を振り見送っていた。
7/1(火)
病状説明のため仕事を早退し、14:00に3階まで行くと共有スペースに座っているみいを発見。
声をかけ
「ワシー、何したらいいの?」
「今日は話し合いと今後の説明だよ」
「ワシ、なーんも分からんよ」
「パパがちゃんと聞くし、話もするからみいは隣で座ってな」
「ほいほーい」
といったやり取りをする。
主治医と担当リハビリスタッフの3人、病棟看護師、相談員、みい、私の計8名にて1階の面談室で説明開始。
・理学療法士さん
歩行、階段昇降、マシントレーニングで足を中心にリハビリを行っている。
歩きは左手すり使用、右脇介助で歩行をしているが、介助は必要。
階段昇降は単独では不可。
「2足1段(階段を1段上がるごとに両足を揃えて、次の段へ進む方法)」で昇り降りをしている。
上る時も降りる時も、左足から 行っている。
退院後の生活は車椅子が中心になると思われる。
・作業療法士さん
手の機能を中心にリハビリを行っている。動きは左手がメインで右手単独では困難。
右手の位置も感覚が鈍い。リハビリ開始時に比べ、視野は広がっている。
入浴は機械浴で退院後は家族の介助が必要。
トイレはリハビリパンツ+パッドで対応している。
失禁は減少しており、トイレでは左の手すり使用で見守りで行えているが単独では転倒リスク大。
夜間は超吸収のパッドで対応。
・言語聴覚士さん
食事はスプーン、フォークを使用して行っている。
常食で、一口大カットにて提供。
記憶に関しては数分で忘れる。
退院後の服薬管理は自身では難しく家族が担う。
視力は「複視(物が二重に見えている)」で、車椅子の肘掛け範囲までは認識が可能。
嚥下については問題なく、むせ込み等は見られない。
・病棟看護師さん
病棟内では車椅子で生活している。
ベッドからの移乗は見守りで行えている。
洗髪は介助が必要で、洗身も同様。
睡眠は良眠で、夜間トイレの声かけをしても起きない事が多い。
ナースコールでトイレを訴えるという認識が定着せず、夜間失禁も見られる。
ご本人の性格なのか遠慮している様子も見られる。
食事は食べこぼし少なく、お茶は自立して飲む事ができている。
服薬は朝9錠、昼1錠、夕3錠。
口の中へ入れる動作は介助が必要。
他の患者さんと話をしている姿も見られる。
迷惑行為は一切ない。
・担当医
CTを見る限り、脳の状態は落ち着いている。
左後頭葉の梗塞なので右の視野が見えないが、眼帯までする必要はない。
今後、主に使っている目によって左右の視力が変わる可能性がある。
これから視野が狭くなる、という事はおそらくないと思われる。
定期的な採血検査でも問題は見当たらない。
再発防止のため血液をサラサラにする薬を2種類飲んでいるので、退院後は出血に注意。
特に頭部をぶつけた場合は本人の意思表出が困難なため見落とさずすぐ病院へ。
・自宅訪問日程について
理学療法士さん作業療法士さん2名が7/23(水)の午前中に自宅の環境確認に来るとの事で決定。
朝9:00になみきリハビリテーション病院を出発。
自家用車でみいも一緒に乗車。
その際に車への乗り降り状態も確認する。
部屋の環境、お風呂の環境も確認するため当日はお風呂の水を抜き、浴室の水分も拭き取っておく。
以上の内容で14:50に終了。
15:00から作業療法士さんのリハビリだったため3階へ。
共有スペースに着き、準備のためスタッフさんと一旦別れる。
すると
「何を話してたのかさっぱり分からん。パパ、説明してもらっていいかい?」
と言う。
自宅で環境調査をすると伝えると
「家って…〇〇〇〇の事?」
と聞く。
「それはパパが一人暮らししてたアパートだよ。パパだって名前忘れてたのに、よく思い出したね!」
と伝える。
15:00になりスタッフさん合流。
2階リハビリ室へ移動。
右肩のマッサージを行っていると
「ここは痛いですか?」
「はい、痛いですね。あっ、やっぱり痛くないです。私の話を鵜吞みにしない方が良いですよ」
と言い、スタッフさんの笑いを誘っていた。
「みい、ウソはダメだけど、そうやって関わった人をこれからも笑わせていこうね」
と伝えると、スタッフさんが
「奥様との時間は毎日楽しいですよ」
と言う。
それを聞いて
「そうー?」
と笑顔を見せていた。
スタッフさんの声かけで、時間はかかるが自力でベッド上で座位になる事ができていた。
その後の会話中
「転院前の共済病院で『意識の回復は見込めない』や『昏睡状態が永続的に続く』といった予後診断をされたと聞きましたが、私たちの最初のカンファレンスでは『それを診断するのは早すぎないか?』という話になったんです」
と報告を受ける。
リハビリ終了後、病室にて今日のパパイラスト(鬼滅の刃)を見せる。
すると、アニメの主題歌だった『紅蓮華』を口ずさむ。
「みいノートに書いておくね」
「そのノート、〇君と〇ちゃん(私の弟夫婦)も見てるの?」
「ずいぶん前ね」
「最近は?」
「見てないねー」
「全然いいよー」
といったやり取りをする。
さすがに連続で起き続けていたため眠そうになる。
「また明日ね」
と伝えて退室した。
7/2(水)
仕事後に面会。
3階に行くと共有スペースで『あたしンち』を両手で持っているみいを発見。
声をかけると
「おー、パパ。なんでワシはここで座ってるんや?」
と笑う。
看護師さんが来て
「ご本人にも了承を得たのですが、来週から看護学生が実習に来るので奥様にも学生さんがつきます。ちゃんと私たち看護師もフォローするので、よろしくお願い致します」
と言われ
「こちらこそよろしくお願いします」
と伝える。
共有スペースにいる理由は、ついさっきまでリハビリでこの後夕食のため、との事だった。
みいに改めてその事を確認すると
「いつから(学生さんが)来るとかの日にちは覚えてないなぁ。とにかくねぇ、パパに確認しないでOKした事に腹が立って腹が立って」
と自分自身に憤慨していた。
「全然いいよ」
と伝えると笑顔を見せる。
さっき持っていた『あたしンち』の1つの話のページを開き、内容を理解できるか確認すると、ゆっくりだけどその通りに説明できていた。
どうやら右目で見た方が読みやすいらしく
「左目だとピントが合いづらいね。あと、左は少し視界が暗い。右だとクリアなんだけどー…すごくなんか、狭い」
と、右は視野が狭い事を説明していた。
昨日の病状説明の事を確認。
「お医者さんやスタッフさん達と話し合いした事は覚えてる?」
「覚えてないなー、ゴメン」
「オッケーオッケー」
「なんとなーく、そのシーンは覚えてはいるけど」
「その場所にいる時、何が見えてた?」
「自分がー、こう座ってー、〇〇さん(理学療法士さん)と、あともう1人の人ともう1人がいたね(作業療法士さんと言語聴覚士さんの事らしい)」
「その部屋に何があった?」
「えーとね、あのー、ホワイトボードとかー、ペンとか」
「部屋の端っこには何があった?」
「分からん」
「自販機はあった?」
「あったねー、2つあった」
「たくさんあったねー。よく覚えてるね」
といったやり取りをする。
「みいね、リハスタッフさんの報告ごとに『わぁー、すごい』って拍手してたんだよ」
と伝えると
「覚えてる」
と言う。
「少しずつだけど記憶が定着してきてるのかな?その時の話で今度スタッフさん2人も一緒に家に行くんだよ。太ったネコがいるけど大丈夫かな」
と伝えると
「ワシ太ったネコと暮らすの嫌なんだけど」
と笑う。
続けて
「でもまぁ、縦横無尽に歩き回るからいっか。かわいいし」
と言っていた。
この時点で17:30だったので食事の場所を確認すると
「うーん、分からんなぁ」
と言う。
看護師さんに移動を依頼すると声を1トーン上げて
「お願いしますー」
と言うので
「さっきまでの声と違うじゃん」
と伝えると周りのスタッフさんも笑っていた。
食事スペースに到着し
「また明日ね」
とハイタッチをして面会終了した。
7/3(木)
仕事後に面会。
病室に着くとやはり寝ており、声掛けで目覚め
「パパ疲れてなぁい?一緒に寝よー」
と笑顔で話す。
「寝てたのね」
と伝えると
「待ちくたびれて寝てた。ワシなんて…あ、ロシナンテ…ふふふ」
と笑っていた。
パパイラストを見せると伝えると
「あ、イラストについてはねぇ、言われる言われる、言~われるよー。『あらコレすごいですねー』って。ワシも力作描きた~い」
と言う。
「だね。みいも絵うまいもんね」
に笑顔を見せていた。
今日のイラストを右手に持つよう促すと、以前に比べ力の入れ方がうまくなっていた。
前はイラストの紙が少し折れてしまうような握り方だったが、人差し指と親指でそっと挟むように持つ事ができていた。
「すごい上手だよ!」
「これは戻ってきたかもしれんね。(イラストを見て)かわいー、アトムー。今日は左目の方が見やすい」
「昨日は左目だと暗いって言ってたけど、どう?」
「ううん、暗くはないなぁ」
右目と明るさは変わらないとの事。
「左目でパパの方を見てごらん」
と伝え正面で確認すると、気のせいか視線が合いやすいような気がした。
リハビリ予定表に書かれているスタッフ名も何名かは読む事ができていた。
見当識の確認。
「今何月?」
「ご、5月?」
「もう少し先」
「6月?」
「もう1個」
「7月かー。夏ですな」
「で、退院は8月だよ」
「早く退院したいなー」
といった受け答えだった。
「あ、今日Tとたくさんお話ししたよ」
と言うので
「ホント?じゃああとで確認してみるね」
と伝える。
「夢じゃないと思うんだけどー…もしこれで夢だったら『怖っ!』だね」
と言っていた。
座位の練習。
最後だけ少し手助けすれば座位をとる事ができていた。
左手をベッドの上についてそれを支えにして態勢をキープしているようだったので
「パパが支えるから左手離してごらん」
と伝える。
倒れる事なく座る事ができていたが、長時間は困難。
17:30になったため
「今日もたくさん食べてしっかり寝るんだよ」
と伝える。
「お腹がすいたからちょうど良かった。パパー、また明日ね」
と笑顔で手を振っていた。
帰宅後、Tに確認すると
「行ったよー!今日はリハビリで右手の握力計測したって。で、今までは握力があまりなくて計測不能だったんだけど今日は『5kg』って出たってスタッフさんが言ってたよ」
との事だった。
※言っていた事が事実だったため、少し記憶を保つ事が出来てきているのかもしれない、と期待した。
7/4(金)
仕事後に面会。
3階に着くと担当の作業療法士さんが駆け寄り、7/23の現地視察の際に福祉用具レンタルの人も現地集合で合流する事になったと報告を受ける。
その際に小さめの車椅子を持参してきてくれるとの事で了承する。
病室に着き、寝ているみいに
「みい来たよー」
と声をかけると頷く。
が、目を開けずに眠ったフリをし続けていたので
「おーっと、起きません。これはー、もしかしてー?」
とマスクを下げると堪えきれずに笑っていた。
電気をつけたり椅子を用意したりしていると
「パパ遅いよー。待ちくたびれたよー」
と口を尖らせる。
「待っててくれるのは嬉しいねー」
と伝える。
今日のパパイラスト(『ろくでなしブルース』の前田太尊)を見せる。
前日同様、最初は右手で持つよう促す。
探りながら右手で持ち、その後両手で持っていた。
イラストを見て
「おおー、前田太尊」
と言い当てていた。
「今日は何月?」
「5月」
「もう少し先だよ」
「7月?」
「そうそう、正解。『昨日Tが来た』って言ってたけど、その記憶は合ってたみたいだよ」
に笑顔を見せていた。
少し手伝い座位になる。
「昨日Tからみいにお願いされた事があるらしいんだけどそれは覚えてる?」
「お願い?されてないね。されてませーん。あははー、こういうの覚えないとねー」
「『あたしンち』の3巻を持ってきてくれるように伝えたらしいんだけど記憶にある?」
「ない。ふはははは」
「ここに入院して3カ月経ったけど実感ある?」
「あんまないねー」
「あっという間の感じ?」
「うん、すぐだね。ちゃんと練習しないとねー、ご飯とか一日の流れとか」
「そうだね」
そんな会話をしているうちに17:30になる。
「もうすぐご飯だからしっかり食べな。明日はリハビリが続いてたくさんみいに会えるから、パパこれから夜勤頑張れるよ」
と伝えると
「パパー頑張ってー」
と言っていた。
「また明日ね」
と手を振って退室した。
7/5(土)
14:00から担当の作業療法士さんのリハビリ予定だったため、それに合わせ2階リハビリ室へ。
14:30
先にスタッフさんがこちらに気づき、みいに教える。
ちょうど背面から近づいていく感じになったため、首を曲げてこちらを見ていた。
やや大きな声で
「パパー、今何時ー?」
と聞いてきたため、壁にある時計を指差して
「あれ見てごらん」
と伝える。
左右それぞれの目で確認したところ、今日は右目で
「14:30か!」
と理解していた。
左目でも何とか見えるようだが、はっきりとはしないらしい。
右目に関しては
「よく見えはするんだけど狭いね」
との事だった。
スタッフさんから今日は右手すりのトイレに挑戦し、うまくできたと報告を受ける。
やはり右肩が硬いという事で右の肩甲骨を動かすリハを行う。
自身での自主リハとしてオードリー春日のダンスを提案すると
「いいですね!」
との事なので、みいに伝える。
15:00
共有スペースで待っていると理学療法士さんが挨拶に来る。
2週間前ぐらいに、1度見学として関わった事があるとの事だった。
1階のリハビリ室に到着。
「今日のお昼ご飯は覚えてる?」
と聞くと
「覚えてねーぞー食べてーぞー」
と答えていた。
右足のマッサージ中、眠そうになり
「気持ちいー、すごい気持ちいいー」
と半目になっていた。
それを見たスタッフさんに
「これから動きますからねー」
と言われていた。すると
「起きてなきゃ!」
と頑張っていた。
目の動きリハを終えて平行棒へ。
右足に体重をかけるリハビリを行い、問題なくクリアしていた。
続けて車椅子操作の練習。
足でまっすぐ進み、上手にコントロールできていた。
足のリハビリマシンが空いたので、それを使用して足の伸縮運動を10分行う。
上手にそれぞれの足を動かす事ができていた。
9分経過した時点で
「疲れたよー、疲労ー」
と言っていた。
16:00
病室に戻り横になる。
「うあー、気持ちいいー、疲れたー」
と笑顔を見せていた。
今日のパパイラストを見せると
「あっ!あー、アラレちゃんだ!かわいー。んちゃ!」
と言いアニメのオープニングの曲を口ずさんでいた。
パパの明日の予定を伝える。
大学の友達と川崎で昼食
↓
みいと面会
↓
○○○ちゃん宅でドラムレッスン。
「明日来た時にこの予定を覚えてるか確認するね」
と伝えると
「覚えてるといーねー」
と言う。
16:30
疲れから眠そうにしていたので手を振って退室した。
7/6(日)
病室で声をかけると右手をあげて
「パパーパパーパパー」
と連呼して笑顔を見せる。
続けて
「今日もハゲてるわー…って、そんな事はどうでもよくてー」
と目を閉じたまま話し続ける。
「うんうん、どうでも良くて?」
と聞くが、それ以上の言葉はなかった。
(寝起きで意識がはっきりしない?)
「今日も外は暑くて35度ぐらいあるよ。暑くて暑くて…」
「そうなの?全然分かんないなー。ねぇねぇ、外(通路)に誰もいないのはなんで?」
と聞いてくるので
「日曜日だからかなぁ。でもスタッフさんの数は変わらないと思うし、たまたま静かなのかもね」
と伝える。
相変わらず周りの状況はよく感じ取れている。
昨日伝えた、今日のパパの予定を確認してみる。
「今日のお昼はどこに行ってたでしょう?」
「パパー?パパー、どこ行ったのよー?分からん」
「大学の友達と川崎でお昼ご飯食べてきたよ」
「あ!それ今日かぁ」
「その話自体は覚えてるの?」
「うん、いつの日曜なのか分からなかった」
「すごいじゃん!それじゃ、夜の予定は?」
「夜~?(あくびをする)えー?夜は予定ないだろー…今日は日曜日かー…(考える)」
「どうだった?結論は出た?」
「分からない」
「大丈夫大丈夫。ドラムレッスンに行くよ」
「うそだー、ガクッ(と、気絶したフリをする)」
「さて、誰に教えるんでしょう?」
「中学生?」
「正解は○○○ちゃんだよ」
「(笑いながら)あー、○○○ちゃんかー、教えよう教えよう」
といった長めのやり取りをする。
「今日は13時から担当の理学療法士さんのリハビリだったね。覚えてる?」
と聞くと
「うんうん、めちゃめちゃ怖いよ。ふふふ…早く退院したいと思うぐらい怖いんだから」
と言いながらあくびをする。
「眠そうだから目覚ましにヒゲ剃ろうかね」
と伝える。
「そうだね、ヒゲ剃り…パパ剃り…」
と言いながら笑っていた。
今日のパパイラストを見せるとすぐ理解し
「かわいー。マサルさん、めちゃくちゃかわいいなー。アタシも絵描きたい」
と言う。
「退院したらたくさん描こうね」
と伝える。
そのタイミングで
「おしっこしたくなっちゃった」
と言うので方法確認するが
「分からない」
と答える。
ナースコールを促すが
「どうやって押すんだっけ?」
と言うので教える。
トイレ同行し右手すりで排尿。
部屋に戻るタイミングで面会終了。
(近日公開予定)脳梗塞で倒れ「意識の回復は見込めない」と医師から言われた45才の妻が家に戻るまでの闘病記【23】へ続く



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